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- 国内外のまちづくり
2019.11.09 | テスト
歴史的建造物が立ち並ぶ京都の街並み。2009年11月に、京都市東山区に位置する高台寺と清水寺を結ぶ一年坂と二年坂、そして産寧坂が無電柱化(電線地中化)されました。
▲二年坂 ▲産寧坂
どうすれば、京都市の無電柱化事業は発展するのでしょうか? 現職の担当者に突撃インタビューしました。
2010年1月、京都市建設局・道路建設部・道路計画課の職員の方にスバリ疑問をぶつけてみました。
Q.府に補助金の支給を取り合ってもらうことはできないのでしょうか? A.府でも市でも補助金を出してくれるのは国からなので、どちらにせよ補助金がカットされたら、府に頼んでも対応はできないです。
Q.有名な観光地周辺に無電柱化事業を肯定してくれる団体、 または住民は存在するのでしょうか? A.例を挙げますと、銀閣寺周辺では既に測量設計に取り掛かっており、地元の方には話しています。しかし、(地中化事業を肯定してくれるような)団体が存在するかは把握しておりません。
Q.金閣寺や銀閣寺など、ほかの地域以外で、無電柱化したいが出来ないところがありますでしょうか? A.現在、無電柱化事業で主に計画しているのは幹線道路や重要文化財、伝統的建造物群保存地区などが挙がります。 その中でも、金閣寺や銀閣寺などの重要文化財や伝統的建造物群保存地区を特に(電線地中化を)進めていきたいと思っております。
Q.無電柱化(電線地中化)が進まない原因は何と考えますか? A.一番大きいのは財政面やコストがかかるということです。
Q.もし、コスト面が解決できれば無電柱化は進むと思いますか? A.場所によりけりですね。 例を挙げるとすれば、変圧器を地面に設置するわけですが、それを設置するスペースがないほど狭い場所はやりたくてもできません。他にも上下水道やガス管などのインフラ設備との兼ね合いも必要です。 それ以外の場所は積極的に進めていきたいと思っております。
お忙しい中、質問に答えてくださった道路計画課の職員さんありがとうございました。
京都市では、さまざまな場所で無電柱化への取り組みが進められつつあります。
清水寺や知恩院、八坂神社などへの観光客らでにぎわる京都市東山区の東大路通で「エコ観光」を促進しようと、京都市は平成21年度から自動車の通行量を減らして歩道を拡幅、無電柱化(電線地中化)する方針を固めた。
東大路通は人通りが多いにもかかわらず歩道の幅が狭く、「安全で快適な歩行空間を」と要望も寄せられていた。京都議定書誕生の地として環境施策に重点を置く市の姿勢を反映した事業で、21年度に交通量調査や社会実験を行い、整備構想を策定する。
同区のメーンストリート・東大路通(片側2車線)近くには、南北約3kmの区間に三十三間堂や京都国立博物館、高台寺などの観光スポットが集中。 しかし狭い場所では幅員が15mあまりしかなく、観光シーズンの週末などはひどい渋滞となる上、歩道も人があふれる状態となっている。
一方、京都市では昨年から、市内中心部へのマイカー流入を抑制し、公共交通機関と歩行者優先の街づくりを目指す「歩くまち」の取り組みを強化。東大路通については、沿道住民との話し合いでも「歩道から人がはみ出して危険」などの意見が寄せられていた。
このため市は、環境上の観点からも東大路通で徒歩観光を促進する方法を模索。 現在市内で行っている、郊外に駐車場を設けて都心へは公共交通機関を利用してもらう「パーク・アンド・ライド」を強化するなどして車の交通量を減らし、幅広で快適に歩行できるよう歩道を再整備する方針を決めた。
ただ、東大路通は主要幹線で生活道路にもなっているため、今後地元との協議や、人が歩く部分を一時的に増やす社会実験などを通じて、歩道の拡張エリアや車線を減らす範囲などについて具体的に決定し、21年度中に基本計画を策定した後、本格着工する方針。 [平成21年2月13日(金) 産経新聞参考]
その後、4年間で、東大路通歩行空間創出推進会議などが開催され、詳細設計が行われています。
▲電柱電線のある東大路通の景観(京都市HP「東大路通整備構想」中のPDFファイルより引用)
2011年も五山送り火は行われました。東日本大震災の影響もあって順調に進まなかったときもありましたが、無事に行われたことに安堵しています。このような美しい風景は是非みなで守っていきたいと思います。
無電柱化でより美しい風景に生まれ変わるのは、歴史的まちなみだけではありません。街の無電柱化(電線地中化)によって、五山送り火の風景が美しく変貌しました。
大文字山が電線によって隠れていたのが、無電柱化によって本当に美しい風景に変わりました。夜の送り火も綺麗に見られそうですね。
京都を訪れる観光客は、無電柱化事業が始まった04年の4554万人から年々増加し、07年は4944万人にまで増加しました。 無電柱化(電線地中化)は地域活性化に大きく貢献できる事業なのです。
無電柱化で、観光客が増加して街が活気し、 観光客の消費行動から地元産業が潤い、そこで創出された税金が地域を活性化させ、住民の暮らしを豊かにする。 そんな力を持つ無電柱化事業が、京都から、どんどん進んでいくことを願います。
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