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- 国内外のまちづくり
2019.10.11 | テスト
今回は、埼玉県川越市の無電柱化(電線地中化)の事例をご紹介したいと思います! 現在の東京では見られなくなった、江戸情緒を漂わせるとても美しい蔵造りの町並みは、全国的にもたいへん貴重な町並みとして評価されています。
そんな、「歴史的町並みの保存による経済活性化」ではなく、「歴史的町並み保存のための経済活性化」という考え方を大切にしている川越のまちづくりを無電柱化のとりくみを中心にご紹介していきます!
▲時の鐘
川越市には、異なる時代の景観特徴を活かしながら商業活性化を目指す、いくつかの商店街があります。その中の一つが、明治の蔵造りの町並みを残した川越一番街です。
昭和60年度コミュニティマート構想モデル事業(商売環境を良くして市街地や商店街などを活性化させようと街モデルを構想し、事業を進めていくこと)のなかで提案される。 ▼ 電力会社や、県、市に働きかけ、トランスを設置する場所を承諾されることが条件で川越市が中心となって進めることになる。(商店街が道路上でない場所にトランスの設置場所を探すが、1年かかる) ▼ 承諾を得て無電柱化促進会議が平成2年4月発足。 ▼ 各町内での説明会などを数回行い、平成3年1月無電柱化(電線地中化)工事開始。 ▼ 平成4年9月末に無電柱化(電線地中化)が完成。 ※川越市の下水見直しに併せて 関係各社がそれぞれの工事を行ったため、商店街の負担はなし。 ※ 共同溝でできなかったこと、併せて歩道部分の整備ができなかったことが当時の心残り。 (現在は石貼りの塗装がされている)
下の2枚の写真は、同じ場所から体の向きを変えて撮影したものです。
左側は、すでに無電柱化(電線地中化)されている一番街商店街。そして右側は、無電柱化されていない道路です。電線がないだけでこんなに景観が違うということを実際に見て、感動してしまいました。空の広さが全然違う!
落ち着いた街並みを堪能。電柱や電線で隠れていた蔵作りの家並みもビジュアルになり、街の景観が一変! どこか懐かしい雰囲気を漂わす川越の町並みに、観光客も惹きつけられているようです。
バス停の後ろに置かれたトランス→➡
町並みが観光資源になったことで、地域商業が活性化! 知名度向上による経済効果も。 NHKの大河ドラマ「春日の局」にあわせ、 観光客は、年間150万人から400万人に増加。 川越のイメージアップによって地価が安定!
無電柱化(電線地中化)は、観光や経済の面で大きな効果を発揮しています!
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