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2017.12.20 | スタッフ

ここでできたらどこでもできる?京都市先斗町で小型ボックス設置工事を見学し、感動と寒さで震えた話!

こんにちは!井上Sです!!

京都市先斗町(ぽんとちょう)の無電柱化工事の見学会がNPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク主催で行われたので参加してきました!

「師走の京都」と言えば、嵐山の花灯路や南座で行われる歌舞伎公演「顔見世」が有名ですが、2017年は「先斗町無電柱化工事」も注目度が高めです(笑)。来年の阪神淡路大震災前後に取り上げる内容として防災と無電柱化について取り上げたい、とNHKの取材も来ていました。(FBでご覧の方は画像をクリックいただくと動画がご覧いただけます。)

 

↑この写真が先斗町通での無電柱化工事の施工風景です。右側で写真を撮っている男性のかかとのある位置が先斗町通の東端。西端は工事している作業員さんがいる左側の家の前20㎝。要するに先斗町の道幅はわずか2m程度です!。先斗町通の一番狭い場所はなんと1.6mです!!

↑見学会に先立って先斗町にある元・立誠小学校で、京都市建設局の先斗町無電柱化工事についてと先斗町まちづくり協議会の神戸様のまちづくりについての話を聞かせていただきました。大変興味深い内容なので後日詳しくご紹介したいと思います。

今年3月にブログ>

今見ておくべき京都の路地。先斗町の無電柱化で景観街づくりは深化する!

で、先斗町の無電柱化を取り上げた時はまた工事が始まっていませんでした。いよいよ「小型ボックス」が設置されるということで京都市様の立ち合いのもと見学させていただきました。ありがとうございます!先斗町の無電柱化工事は通りの店の営業終了後に行われるので、深夜1:00~朝10:00までが施工可能時間です。しかも、先斗町にはお店だけでなく、普通に生活されている方も住まわれているため工事、特に騒音には特に気を付けていらっしゃるようです。

深夜2時45分。四条大橋西詰の交番横(先斗町南の入口)。コートにヘルメット姿のおじさん(+わずかにお姉さんとおばさん)が30人弱。NPO法人電線のない街づくり支援ネットワークの会員企業の皆さんです。

↑12月の京都は足元からジンジンと冷えてきます。見学者は関西だけでなく関東、北陸、中国、九州地方からも来られており、関心の高さが伺えました。

↑先斗町の電柱の状況(3月撮影)は上の写真のような感じです。

この電柱のトランスは3基のっており、重さは3基で1.5t(クラウン1台分!?)だそうです(恐)

今回見学させてもらったのは↓下図のような場所です。

高圧の電気の管路(KGPφ125㎜×2条)を砂で埋め、埋設シートを敷設し、その上に小型ボックスを設置する工事です。

先斗町で使用される小型ボックスの特徴は長さ50センチメートルと短いことです。これはトラックも入らないような狭隘道路で人力で運べる重さにするためにこの長さになったとのことです。

 

小型ボックスは台車で工事場所まで搬入され、設置は丁寧に慎重に行われていました。

小型ボックス設置初日、ということと見学者、TVカメラなどざわついた雰囲気でしたが作業されている方々は丁寧に安全に施工されていました。

道幅2mで使用する電力量も市域でもトップクラスのこの町で無電柱化工事ができる、ということは日本のほとんどの地域でも無電柱化できる、ということですね!

感動と寒さに震えた師走の京都でした。

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