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- 国内外のまちづくり
2017.10.27 | スタッフ
こんにちは!井上Sです!!台風21号は雨と風が強かったですね。今日はスカッと晴れました!
先週、NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク主催の「無電柱化シンポジウムin札幌」が開かれました。(シンポジウムの経緯は以前の社長ブログ↓を参照してください。)
内容の詳細はNPO法人電線のない街づくり支援ネットワークのシンポジウム概要記録が出るのを待つとしても、大変興味深い内容のディスカッションが繰り広げられました。
特に印象に残ったのは
「景観はお金になる」「景観は地域づくりの柱になり得る」という話をされた浜田哲美瑛町長のお話です。(↓下の写真は美瑛町の農村風景です。)
美瑛町は旭川市の南に位置し、面積は677㎢と東京23区とほぼ同じ、人口10,335名。産業は農林業、商工業、観光業。「丘のまち びえい」は約150万年前~120万年前の十勝火山群の大規模噴火の際の火砕流が作るなだらかな丘陵地帯なのだそうです。美瑛町の浜田町長は他の地域との違いを打ち出すことを考えられて、十勝岳山ろくに広がる農村景観を生かすまちづくりを始められたそうです。美しい農業農村景観を発信するため2003年に「日本で最も美しい村」連合の活動を開始され、まちのブランド化、地域資源を活用した経済振興、ネットワークと情報発信、ツーリズムの構築と地域資源を最大限に活用にされた、とのことです。
↑上の写真はシンポジウムの資料の中の写真ですが、ここは無電柱化されています。「え?こんなところを??」と思われる方も多いと思いますが、ビュースポットになっているそうです。
景観を打ち出したまちづくりをはじめた頃は「町長は趣味でやっている」とか「景観では食べていけない、もっと他のことをしろ」と言われることもあったそうですが、取り組みから15年たった今では「美瑛」と名前がつくだけで農産物が売れたりして、町民も「景観はお金になる」という考えになってきた、と話されていました。
良好な景観がもたらす効果は住民や来訪者の満足度の向上や「景観がよいところで仕事をしたい」ということで東京から企業が進出したり、ツーリズムが進展し、経済発展をしてきたということで、地道な取り組みがほかの地域にはない価値を生み出した事例ですね。
最近、外国人観光客が写真を撮るために農地に入り込んでしまい、問題になっているそうですが、それも電線を避けて写真を撮ろうとして入り込んでしまっている、という話も驚きでした。
北海道の無電柱化は地表近くが凍結する凍上現象の問題があるため、本州より深く埋設し、そのために高コストになりやすいという問題があります。
そのような状況でも低コストな無電柱化は検討できます。
無電柱化による付加価値向上のお問い合わせはジオリゾームへ!
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お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
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