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2020.05.11 | スタッフ

何故日本人は電柱、電線が気にならないのか?

お元氣様です。
先日のブログでも記載した東京都の無電柱化に関する助成金制度についてのページに書かれていた内容で、年間700件行われている事業の内、数件程度しか無電柱化の
開発がされていない(新建ハウジングデジタル版 4/20 より)
という記事が気になりました。
なぜ日本ではこんなに無電柱化が進まないのでしょうか…?素朴な疑問…。
少しひねくれた視点で今日はもっと無電柱化が進んで欲しい思う気持ちをブログに書いていきます。
こんなことを書いておりますが私も昨年の初めまでは全く異なる事業を行っていたので、電線がある状態が当たり前だと思っておりました。
ですので強くは言えないところなのですが、暖かい目で読んでもらえると嬉しいです。

大抵の日本人が電線がある状態が当たり前と思っている

これは無電柱化が進まない理由に本当に大きく影響してきます。
一般の方々からの電線を這わせたくないという気持ちがなければ宅地を開発するデベロッパーの方々も熱心には取り組んでくれません。
私も私生活の中で「ここは無電柱化されているね」と
幹線道路で知人に話すと決まって「ほんとだ!?」と驚かれます。
このように電線があるのが当たり前なので無電柱化されていてもあまり気が付きません。
最近は知らなそうな人にその投げかけをすることが少し癖になっています。台風などの災害のイメージで無電柱化が騒がれて少し日が当たってきた印象がありましたがまだまだ啓発していかないと推進は遠いのかなと思います。

電線類地中化の話をしていて納得いかない気持ち

水道やガス管が地上にむき出しになっていたとしたらどう思いますか?コンビナートのように迷宮のような街並みが出来るかもしれませんね。

剥き出しにしているおしゃれなカフェみたいで一種のファンには受けそうですが人が住む環境で考えるとごみごみしていて落ち着かないですよね。
他のインフラは元々地中に埋まっていたから、みんな普通だと思っています。電線も同様に埋められるはずなのに、何で空中に存在しているのだろう?と考えながら眺めているうちに汚されているように思えてきます。
無かったらすっきりするのにな…と納得いかない気持ちになってきます。多分この文を見ても何を言っているのだ?と思う人は大勢いると思います。なぜなら電線があるのは当たり前だから。

例えば、上記の写真は加工したものです。
パッと切り替えられるといきなりすっきりした感じがして電線・電柱が無いって良い!と思うのですが、宅地造成をしていく中で序盤から無電柱化の計画がされていなければほぼほぼ電柱が建てられて建築工事が進んでいきます。なぜなら予算は既に決まっていて計画を練り直す時間も無いので…

既設の電柱を無電柱化していくのって本当にお金や時間がものすごい掛かります。だからこそ新規の造成地については無電柱化について関心をもって取り組んでもらいたいなと切に願っております。

もっと電線が無いほうが良いのにな…と思う気持ちを持った人が増えてもらえるように今後も小さい造成工事の案件からコツコツと発信していかなくてはと感じている今日この頃です。
P.S. テレビやラジオでたまに「無電柱化で電柱を埋設した街並み…」っていう話される方がおりますが電柱は埋めません。引っこ抜きます。埋設するのは電線類です。
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GR望月
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