企業情報
代表ご挨拶
会社概要
経営理念
メディア情報
当社の強み
無電柱化のメリット
低コスト提案
豊富な実績と歴史
無電柱化総合サービス
サービスと費用
事前調査
1本でも無電柱化
都心型開発の無電柱化
- 無電柱化のメリット・デメリット
2019.01.09 | スタッフ
こんにちは!井上Sです!!
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
2019年の無電柱化大予測は社長ブログの更新を待つとして、(そもそも昨年の年始に書かれた社長ブログ、
は当たったのか気になりますが。)今日は12月に関西電力の台風21号対応検証委員会の報告が公開されましたので、取り上げたいと思います。
2018年9月4日に近畿南部を中心に大きな被害を出した台風21号による停電はのべ220万軒が停電しました。停電の復旧完了が9月20日ですから2週間を要しています。関西電力のサイトに下記のように書かれています。
台風21号対応検証委員会「2018年9月4日に襲来した台風21号の影響により、広範囲かつ長時間にわたる停電を発生させ、停電状況や復旧見通しの情報を適切にお伝えできなかったことで、多くのお客さまおよび関係者の皆さまにご不便とご迷惑をおかけしたことを真摯に受け止め、今後の大規模災害時におけるより的確で盤石な対応を図るため、社長を委員長とする「台風21号対応検証委員会」を設置しました。 (2018年9月14日 お知らせ済)
同委員会において、お客さまや自治体の皆さまのご意見をいただきながら、「停電の早期復旧」「お客さま対応」「自治体との連携」という観点から、対応の全般を検証し、課題を抽出した上で、幅広く対策の検討を行い、台風21号対応検証委員会報告として取りまとめました。」
上記のような経緯で報告書がまとめられました。具体的な被害の状況を見てみることにします。
↑このチラシに使われた写真は台風21号による電柱倒壊の写真です。(大阪府泉南市)
報告書によると関西電力の設備の被害状況が架空線と地中線とに分けて書かれています。
◇支持物(折損倒壊等) 1,343本
【内訳】
〇折損・倒壊:881本 (うち倒木、飛来物等:788本 地盤の影響流出含む:93本 )
〇傾斜・沈下・ひび:462本
◇高圧線の断線 混線等 4,914径間
◇変圧器の損傷・傾斜等 362台
◇地上機器の浸水等 38台
◇地上機器の損傷・傾斜等 0台
◇ケーブル損傷等 544m
単純に比較ができませんが、電柱の上に乗っている変圧器の損傷・傾斜が362台、それに対して地上機器の損傷・傾斜等は0。高圧線の断線混線等が4,914径間 1径間30mとして最大147,420mのケーブル被害を受けたということでしょうか。1径間を20mとしても98,280m。地中線で損傷した544mの180倍~270倍の被災率、と言えなくもないです。
芦屋市の海沿いの無電柱化地域では、停電した後に高潮が押し寄せたようですが、水が引いた後、地上機器をきれいに水洗いし、塩分を落としてから通電すると、問題なく地上機器が機能した、という話も聞きました。
台風21号の暴風により、飛来物が停電を起こす原因になりました。それに対する対策は「飛散物防止に関する注意喚起の強化」となっています。??注意喚起をしても飛ばされるものは飛びますね。「TVCM、ラジオCM、新聞広告でも情報発信する」とも書かれていますが、あれだけ地中線の方が被害が少なかったという資料が出されていながら「地中化を図る」ということは触れられていません。はっきりは書かれてはいませんが将来的対策として書かれている「災害に強い設備形成も併せて進めながら」という文言に地中化を期待したいと思います。
台風による停電で電力の重要さを再確認した、という声が多いですし、国も「重要インフラの強靭化」は最重要課題の一つとしています。「復旧の速さ」の前に「停電を最小限にする設備の強靭化(=地中化などによる無電柱化)」を国民は求めているのではないでしょうか。
無電柱化のことはジオリゾームへお問い合わせください。
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。
お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
一覧へ戻る