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- 低コスト手法
2017.11.09 | スタッフ
こんにちは!井上Sです!!
11月10日の無電柱化の日を前に、日本で無電柱化が加速度的に進むには?という疑問がわいてきます。下の動画はベトナムのハノイで見た道路工事の様子です。(FBでご覧の方は下のトレンチャーの画像をクリックしていただくと、ジオリゾームのホームページでご覧いただけます)
日本では考えられない大らかな現場ですね。
バスの中から撮った映像ですが、開削した部分が1㎞以上あったと思います。何の工事かは不明ですが電気か水道か、そのどちらもか、とにかくダイナミック(!?)な現場でした。
住民たちは普通に生活している様子でしたし、苦情を言っている様子もなかったのなで、これが普通の風景なのかと思います。この現場を見ると日本でもこれくらいの大らかさが必要なのではないかと思いました。1964年の東京オリンピックが開かれる前の東海道新幹線の工事や羽田空港とオリンピック会場が結ばれた首都高速道路の工事など、住民はどんな雰囲気で受け入れていたのでしょうか。
無電柱化工事も住民に歓迎される工事であってほしいです。
経産省が海外電線類地中化の調査結果を公表しました。 各国のkmあたりの工事コストを見てみましょう。 日本:約3億5000 万円/km
英国:約6,000 万円/km
フランス:1,600 万円/km
インドネシア:約1,075 万円/km となっています。やはりコストに関しては日本がずば抜けて高くなっていますね。さらに、日本は外国に比べると工事の際の細かい規制が多くあります。 例を挙げると ・日本は常設作業帯が設置できないのに対し、外国では設置が許可されています。 ・日本は工事の際に毎日埋め戻しと仮復旧が必要なのに対して、諸外国はそこまで規制が厳しくない。 これらの理由から日本が電線類地中化を進めるには諸外国より、より対応しなければならない問題が多くあることがわかりました。
▲日本の空 ▲イギリスの空
それでは国は低コスト化に向けてどういう手法を取り入れようとしているのでしょう。
出典:国土交通省資料
上の図の低コスト3兄弟のなかで、今、話題になっているのは小型ボックスです。
小型ボックスは新潟県見附市のウェルネスタウン見附で施工中です。
見附市の話は明日の11月10日の無電柱化シンポジウムで久住見附市長がお話しされると思います。当社代表の井上も登壇します。
小型ボックスに限らず、場所によっては直接埋設もどんどん取り入れ、はやく美しく安全な街が日本中にできればいいな、と思います。
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